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今求められる「こどもの居場所」としての環境整備

昨今、子どもを取り巻く環境は大きく変化してきており、社会全体で子どもたちを支える環境づくりが求められています。学校教育活動以外の場での子どもの学びや成長の機会を支える環境の整備という観点から、現在、教育委員会が課題としている次の2点について、6月8日(土)の市P連総会にてお伝えいたしました。つきましては、より多くの保護者、地域の皆さまにもご理解いただきたく、ここに掲載いたします。

休日の中学校部活動の地域連携・地域移行

部活動は、子どもたちの自主的・主体的な参加による活動を通じ、責任感・連帯感を育むことや、好ましい人間関係づくりに大変意義ある活動です。しかし、少子化の進展により、今までと同じような体制では運営が難しくなり、学校単位では、存続が厳しい部活動が多くなってきています。
そこで、子どもたちの自主的で多様な学びや成長の場であった部活動の教育的意義を継続できるよう、学校と地域が連携しながら、子どもたちが主体的にスポーツや文化芸術活動を選択し、参加できる場を確保していくという、休日の学校部活動の地域連携・地域移行を進めているところです。
この取り組みについて、子どもたちや保護者の皆さまの意見も反映させていきたいと考えております。そこで、小学校5・6年生の児童、中学校1・2年生及び保護者の皆さまにアンケート調査を実施いたしました。ご協力ありがとうございました。

こどもの居場所づくり

近年、少子化の進展や感染症による影響などにより、地域の中で子ども同士が遊び、学び合う機会が減少しており、子どもが地域コミュニティの中で育つことが難しくなっている現状がございます。
令和5年12月に「こども大綱」が閣議決定されるとともに、「こどもの居場所づくりに関する指針」が示されました。この指針では、子どもたちが放課後を安全・安心に過ごし、多様な体験・活動を行うことができるよう、その推進が求められています。

現在、本市では多くの学校で、四日市版コミュニティスクールの運営協議会が核となったり、また、学校と地域団体が連携・協働したりするなど、放課後における子どもたちが自主的・主体的に参加する活動が展開されています。例えば、7つの中学校校区では、放課後等における学習支援として「地域子ども教室」が開催されています。目新しいところでは、地区防災組織とともに定例的に活動を行う「防災部」や地域や様々な団体と連携し、生徒の主体的なサークル活動としての「放課後デザイン」といった取り組みも進められています。

このように、中学校の放課後の活動は、部活動の一択といったこれまでの状況から広がりを見せ始めています。こういった活動の広がりから、地域社会と接点をもち、多様な人たちとのつながり、様々な価値観に触れることができる多くの場が創られていくことを期待するところでございます。
子どもたちが参加・参画する新たな取り組みの創出をお願いしているわけではありません。既存の地域活動を継続的な取り組みとしていただくことも、「こどもの居場所づくり」につながるものと考えております。

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