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図書館へ行こう!~秋の読書推進月間~(10⽉26⽇~11⽉24⽇)

 今年度の全国学力・学習状況調査中学校国語科(対象:中学3年生)にフィルターバブル現象の資料を基に、少人数で話題を決めて話し合う場面を設定した問題が出されました。
 この問題では、インターネットで検索して本を選ぶと、自分で見たい情報を検索しているつもりでも、自分の価値観にあったものしか表示がされず、新しい価値観、異なる価値観に触れる機会が減ってしまうといった「フィルターバブル現象」の影響を受けることについて問題提起されていました。また、本の選び方についても、インターネット上のフィルターバブルの中にいる場合と、本屋や図書室などで新しい本と出会う場合についての対比もされていました。 

令和6年度全国学力・学習状況調査
 ➡ 中学校国語問題抜粋(フィルターバブル現象)

 私は時折、特に読みたい本があってもなくても、書店や図書館に立ち寄って本を眺めに行きます。たくさんの本が並んでいる書店や図書館の静寂な風景が好きです。書店や図書館は、フィルターバブルを洗い流してくれる「本との出会いの場所」であると思っています。 
 市立図書館は、築50年を超えた古い建物ですが、472,449冊(R6.10.1現在)の蔵書を誇る「知と情報の拠点」です。
 「そんなにたくさんの本があると、余計に何を選んでいいか分からない。」との声も聞こえてきそうですが、図書館には、蔵書や資料について熟知している「司書」がいます。是非、図書館に来ていただき、「司書」に本や読書についてお声掛けいただければ、きっと、新しい価値観、異なる価値観に触れることができる本に出会えると思います。様々なニーズを満たせるよう、毎月平均1,500冊の新刊をバランス良く選書していますので、新たな本との出会いを楽しみにご来館ください。

 導入から1年が経過した電子図書館についても、人気の児童書や名作絵本1,127冊を予約待ちすることなく読むことができる「読み放題」を導入するなど、東海地区最多27,613点(R6.10.1現在)のコンテンツ数を用意しています。ぜひ「よっかいち電子図書館」にパソコン、タブレット、スマホ等から入館してください。
 11月9日(土)は「三重県教育県民集会」で子どもの本屋メリーゴーランド店主の増田喜昭さんの講演を、翌10日(日)には本市こども未来部の「家庭の日」啓発事業で絵本作家の宮西達也さんの講演と、2日続きで「絵本」にまつわるお話を聴かせていただきました。
 2人のお話から、絵本は、シンプルな言葉や表現で、描かれた絵そのものが語りかけ、想像力を開いてくれるものであり、こどものためだけに描かれているものではなく、大人も心が洗われるような存在であると認識を新たにしました。
 また、読み聞かせに参加させていただいたことで、大人が楽しく読むことでこどもも楽しくなることも実感いたしました。「大人がこどもに読み聞かせる」というイメージではなく、「大人も一緒に読んで楽しむ」ものなのですね。
 読書は、絵本や物語の世界に誘う「創造の場」です。秋の読書推進月間、ご家庭でお子さんと一緒に読書の時間をつくっていただいてはいかがでしょうか。

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