教育総務課
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10月4日に開催しました「第5次四日市市教育ビジョン策定に向けた共創シンポジウム~みんなで四日市の学校教育を語ろう!~」では、提言や対話をしてくださった登壇者の皆さま、そして、熱心に聴いてくださった参加者の皆さまに、心より感謝申し上げます。このシンポジウムを通して、これからの教育に向けた大切な視点を、改めて再確認する素晴らしい機会となりました。
安心な「居場所」から生まれる力と挑戦
パネルディスカッションの冒頭では、登壇者の皆さまからそれぞれ学生時代の思い出が語られました。実は私自身、小学校低学年の頃はいじめられっ子でした。しかし、3年生の頃から学級委員や生徒会活動などを経験する中で、自分を認め、活かしてくれる「安全・安心な環境(居場所)」を得ることができました。その結果、自分の力を発揮できるようになり、教員の道を志すまでに至ったという原体験があります。
現在、四日市市では、不登校のこどもたちが1000人を超えているという大変厳しい現状があります。だからこそ今、私たちがフォーカスすべきキーワードは「今を大切にする」ということです。
もちろん、「未来に目標があるからこそ、今を頑張ることができる」という側面もあります。しかし、「今」という時間が大切にされず、安心できる居場所や自己肯定感を持てない状況では、こどもたちが未来を描くことは難しいでしょう。「信頼できる大人が自分を見守ってくれている」という安心感があって初めて、こどもたちは力を蓄え、次のステップへ「挑戦」するエネルギーを育むことができます。
「一斉・一律」からの脱却と、学校の新しいかたち
シンポジウムを通して、心に強く響いたのは「学校がすべてのこどもにとっての居場所になってほしい」という強い願いです。
現在、文部科学省も「一斉・一律に、みんなが同じことを、同じペースで、同じ空間で学ぶ」という従来のスタイルからの脱却を提示しています。これは大変大きな挑戦です。私たち自身が受けてきた教育とは大きく異なるため、教員や保護者、地域の皆さまにも戸惑いや違和感が生まれるかもしれません。
だからこそ今、「こどもたちのために何ができるのか」「こどもたちの『今』をどう大切にするか」を、学校・保護者・地域が対話を重ね、共につくりあげていく「共創」の姿勢が求められています。
「人間」にフォーカスする教育へ
次期学習指導要領では、より「人間」にフォーカスした学びを重視していると言われています。「人間」は「人の間」と書くように、人と人との関わりの中でこそ豊かに成長していくものです。 AI時代だからこそ、学校が「安心できる居場所」となり、こどもたちの豊かな感性を育み、「好きを育み、得意を伸ばす」場所へと進化していかなければなりません。
文部科学省の示すこの大きな変革の波にしっかりと乗り、四日市市として、こどもたちの未来のために全力で学校づくり・地域づくりに取り組んでまいります。
今後とも、四日市市の教育へのご理解とご協力をどうぞよろしくお願いいたします。