11月はいじめ防止強化月間です。市内各学校では、それぞれ児童・生徒が中心となって、工夫を凝らした取組を行います。
指導課では、事前に市内各校から募集した「いじめ防止標語」の優秀作品をポスターに、小中学校で1作品ずつ選ばれた最優秀作品をのぼり旗にし、総合会館1階人権のひろば、市役所9階の指導課前のスペースに掲示しています。写真ののぼり旗は、市内全小中学校に配付しています。また、指導課員は、ピンク色の名札を身に着けることでいじめ防止の意思表示をしています。
ピンク色のものを身に着ける意味は、ピンクシャツ運動に起因します。
ピンクシャツ運動とは、2007年にカナダで誕生した「いじめ反対運動」です。カナダで、中学3年生の男子生徒がピンクのポロシャツを着て登校し、いじめられました。それを知った高校3年生男子2人がその日の内にピンクのシャツなどを大量に購入し、メールや掲示板で友人知人などに翌日に着用することを呼びかけました。翌朝、2人はシャツなどを呼びかけた人に配って着てもらいましたが、この日に呼びかけ以上の学生がピンクの服で登校し、学校がピンク色に染まり、男子生徒へのいじめがなくなりました。以降、毎年2月最終水曜が学校や職場にピンクのものを身につけて行くピンクシャツデーとしてカナダ全土に定着し、アメリカ、イギリスなど世界各国へ広まりました。この運動は、「いじめ反対」のメッセージとともに、いじめの問題を個人や当事者間だけの問題ではなく、社会全体の問題と捉え、いじめの定義や、傍観者になることなどを含め、いろいろないじめの問題について考える機会となっています。【三重県教育委員会ホームページより引用】