11月29日(金)に日永小学校で4年生国語科「ごんぎつね」の授業公開があり、その後、研修会が開催されました。
授業では、「読解力を育む『20の観点』」の一つである観点⑬「比較しながら読む」を意識して、グループやクラス全体で「ごんの気持ち」を考えました。登場人物のごんと兵十の気持ちを比較したり、ごんの気持ちの変化を場面どうしで比較したりしながら読むことで、「ごんの気持ち」を深く考えようとする子どもたちの姿が見られました。授業終了後も「もっと考えたい!」という子どもたちの姿が印象的でした。
授業後の研修会では、「ごんぎつね」の教材を通して「比較しながら読む」という力をつけることや、読解力は国語科で系統的に育むだけでなく、教科横断的に育んでいくこと等を共通理解しました。また、三重大学教授 守田庸一先生からは、子どもたちが登場人物の気持ちを考えながら音読をする姿が見られたこと、「ごんぎつね」の教材の解釈や読解力の大切さ等をお話しいただき、参加者がこれからの授業づくりに生かすことのできる研修会となりました。